シンセサイザー開発者、ロバート・モーグさん死去
2005年08月23日10時11分
ロバート・モーグさん(シンセサイザーの開発者)が21日、米ノースカロライナ州アシュビルの自宅で死去、71歳。家族によると、脳腫瘍(しゅよう)を患っていた。
AP通信などによると、64年に電圧を制御して様々な音を生み出すキーボード付きのモーグ・シンセサイザーを開発。幅広く使われた最初のシンセサイザーとされ、現在の電子音楽の隆盛に道を開いた。ビートルズの69年のアルバム「アビー・ロード」に使われるなどして急速に広まった。日本では作曲家の冨田勲さんがいち早くとりいれたことで知られる。
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まず、「もーぐ」だったんですね。「むーぐ」って言ってました、私。
『 Here Comes The Sun (1969 Abbey Road/The Beatles)』で初めて聴いた(と思うんだけど)時は、ハモンドとかとどう違うのかもわからず、ギターのディストーションとも聴感で区別がつきまへんでした(だって初出の時は、ほんと子供だったもん)。
でも、わかりやすかったのは、富田勲さんです。
「新日本紀行」とか、かなり荘厳な感じの曲が多かったのですが、poli-moogとかmini-moogをいち早く並行輸入で手に入れられ、クラシックのシンセ版を結構作られましたよね。
震災の時、MDにして、処分させられましたが、「展覧会の絵」、「月の光」、「惑星」、なんか聴いてました。「Star wars」も、遊びが多くて面白かったですし、自宅にあった、CD-4(これ、もうわかんないでしょうね)とか、バイフォニック(これなんてなんだろ?ってかんじでしょうね)がわかるアルバムって、富田勲さんのしか、家にはなかったです。極端な「ピコピコ音」が時々あって、それがシンセっていうイメージになった人も多いのではないでしょうか。
当然、プログレバンドさんも Yesのりっくやキースエマーソン(ELP)、そして、ジャーマンバンド、クラフトワークなどなど。。。
ムーグ使ってた人多かったでしょうね。
っていう、シンセも「メロトロン」とかCS10とかいろいろとあり、今では、10万出せば、それなりの楽器が入手できます。
シーケンサーなら、PCと接続できるものなんか、数万でもあるし、それこそ、電車の中でも作曲できるようになってますよね。
話は変わって、最近は、楽器も何でもそうですけど、作者の顔が見えないのが多いですよね。
DVDなんてだれが発明したっていわれてもわかりませんし、Walkman なんて、盛田さんだって思っている人も多いかもしれませんね。
(ちなみに二股ソケットは、松下幸之助さんの発明(意匠登録)なんですよね)。
そんな訳で、「シンセの父」みたいなモーグ(ムーグのほうが通りがいいか)さんの功績は大きいです。
なんか、ノスタルジーになりましたが、
故人の生前の活躍を忍び、心よりご冥福をお祈りします。