<記憶力>頭使うほど向上 カギはシータ波 東大チーム解明 [ 09月15日 01時06分 ]
記憶力を左右する脳の海馬の神経細胞は、勉強している時などに現れるシータ波と呼ばれる脳波の刺激で増えることを久恒辰博・東京大助教授(脳科学)らの研究チームがマウスを使った実験で突き止めた。頭を使うほど学習能力が高まるメカニズムの一端を解明する成果で、人為的に神経細胞を増やせれば、衰えた記憶力の回復やうつ病の治療につながる可能性がある。15日付の米科学誌ニューロンに発表した。
◇うつ治療に活用も
脳に入った情報は、海馬を経ることで記憶される。学習などで海馬の活動が活発になると、神経細胞が増えることは知られていたが、その仕組みは分かっていなかった。
シータ波は物を記憶しようとしたり、学習に集中しているときに特徴的に現れる。東京大大学院生の戸塚祐介さんらが、シータ波と同じパターンで変化する電流を薄くスライスしたマウスの脳に流したところ、新しく生まれる神経細胞が約1・5倍に増えた。
シータ波が海馬の特定の神経細胞を刺激し、その信号が「神経細胞のもと」になる幹細胞に伝わると、神経細胞に変わることも分かった。
久恒助教授は「海馬の神経細胞の新生を増やせば、記憶力を高めることができるかもしれない。うつ病患者は海馬の神経細胞の新生が少なくなっていることが知られており、新たな治療の突破口になる」と話している。【西川拓】
(Excite エキサイト : 社会ニュース|毎日新聞)
脳内萎縮とは違うんですね。
あくまでもマウスです。人間ではどうなるかっていうのは、わかっていないのですが、ということは、一生記憶力は持続できるのかも知れないわけですね。
IT化が進み、電話番号は携帯に。スケジュールはグループウェアとか携帯のスケジューラに入れたりしている私たちは、やはり、頭を使っていないのかも知れませんね。
少なくとも、おねえちゃんの電話とメルアドは覚えないと。。。(ダメ)