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多量の飲酒、自殺リスク高く・厚労省研究班まとめ(2006-03-02 07:00)
男性で多量に酒を飲む人と、まったく酒を飲まない人は、時々酒を飲む人より自殺するリスクが高い――。こんな調査結果を、厚生労働省の研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)がまとめた。研究班は今後、自殺と生活習慣の関連を解明する。調査結果は英医学専門誌に1日発表した。
研究班は岩手から沖縄まで八県の40―69歳の男性約4万人を対象に、7―10年追跡調査した。自殺した168人を調べたところ、習慣的に大量に飲酒するグループ(日本酒換算で1日あたり3合以上)は、時々飲むグループ(月に1日から3日)に比べて自殺リスクが2.3倍だった。逆にまったく飲まない人のグループも、時々飲むグループに比べて自殺リスクは2.3倍だった。 (07:00)
(nikkei net)
これだけではわかりませんが、多い人は依存症ということなんでしょうか。
そのあたりの因果関係の調査はしていないようです。
当然、胃腸を含め、消化器系の損傷はあるでしょうから、そんな事を苦にして(え)。。。
というわけでもないでしょうが、やっぱり、自己管理って大事ですね。
これを見ていて、確か、以前、煙草についても似たような報告があったと思い、探してみました。
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(1/18)中高年男性、喫煙本数多いと自殺の危険高く
中高年男性ではたばこを吸う本数が多いほど自殺の危険性が高まるとの調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者、津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)がまとめた。喫煙と自殺の因果関係は不明だが、年間3万人を超える自殺者のうち、中高年男性が多くを占めている。喫煙本数が多い人のこころの健康に注意することで、自殺を予防できる可能性もありそうだ。
1990年と93年に岩手県や茨城県など8県で40―69歳の男性約4万5000人を対象に喫煙の有無をアンケート調査した。このうち173人が2000年までに自殺した。
[2005年1月18日/日本経済新聞 朝刊]
これ、煙草がどうとかでなく、文章読んで怖くなりました。
こんなに長期的に調べているわけですね。追跡しているということですよ。
ということは、へたにアンケートに同意してしまって、その後追跡しているわけですからね。
0.3%が自殺しているとは。。。。
他のブロガーさんで、今週、知り合いが自殺したらしい記事を上げてましたが、私などは、確かに、死んでしまった方が楽かもって思うときはありますが、やっぱり出来ない。
一度もらった命ですからね。そう、簡単に死ねるかって感じですね。
でも、結局は、心のケアをどうするか。神経をどう維持するかは、人間の永遠のテーマ(大げさ?)かもしれませんね。
こちらに公表記事があります(JPHCの公式Webより)。
喫煙と自殺の関係
飲酒と自殺の関係
日本人の特に中高年層の男性に自殺者が多いという記事を時々見ますが、勤勉と言われた日本人のなにかが狂い始めている(勤続疲労?)のでしょうか。
まだ、飲んで道で寝ている人の方がいいのかな? ? ?
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認知障害、緑茶1日2杯以上で効果あり…東北大調査(2006-03-02)
緑茶を1日2杯以上飲む人は、週3杯以下の人に比べて認知障害になりにくい傾向にあることが、東北大大学院医学系研究科の栗山進一講師(公衆衛生学)らの調査でわかった。
記憶力が衰えるなどの認知障害は、脳の神経細胞が活性酸素などで傷つくことが原因の一つと考えられている。緑茶に含まれるカテキンに、活性酸素の働きを抑えたり、神経細胞が傷つくのを防いだりする働きのあることは動物実験などで確認されているが、人間を対象に効果が裏付けられたのは初めて。
研究チームは2002年7~8月、仙台市在住の70~96歳の男女約1000人を対象に、緑茶を飲む頻度などの食生活を調べたうえで、記憶力や図形を描く力など認知機能についてのテストを行った。
この結果、緑茶を1日2杯以上飲む人は、週3杯以下の人に比べて、認知障害になっている割合が半分以下だった。緑茶を1日2、3杯飲む人と、4杯以上飲む人の間では差は見られず、研究チームは「1日2杯程度で効果があらわれる可能性がある」としている。栗山講師は「今後、海外などで緑茶を飲まない人を集め、半数の人に緑茶を飲んでもらう調査を継続して行いたい」と話している。
(2006年3月2日3時4分 読売新聞)
これは、とくダネ!のオープニングトークでありました。
例の健康上の問題がでてから緑茶を中心に水分を2リットル摂るようになった私は、いいのかなぁ。
カテキンは、他の効用もあるのですが、カフェインでなくカテキンが認知障害に効くのだとすると、嬉しい反面、あれ? あそこのおばあちゃん、よくお茶を飲んでるけど。。。 って思っちゃいますね。
年には勝てないのか(爆)。
こうやって、健康おたくは、あっちのものを摂ったり、こっちを控えたりしていくわけですね。
普通にやればいいじゃん なんて考えない(笑)。