津川雅彦に紫綬褒章…桂三枝、麻実れい、小栗康平氏ら21人受章 [ 11月02日 08時05分 ]
平成18年秋の褒章受章者が2日付で発表され、芸術や学問の分野で功績のあった人に贈られる紫綬褒章に、俳優の津川雅彦(66)、落語家の桂三枝(63)、女優の麻実れい(56)、映画監督の小栗康平氏(61)ら21人(うち女性5人)が選ばれた。
「ぼくは脇で頑張ってきた。評価をしていただいたことが、脇をやる役者の励みになるかと思うとうれしい」。靖国神社を眼前にのぞむ東京・九段南にある所属事務所で、津川は相好を崩した。
祖父は日本映画の父といわれる故牧野省三監督、叔父は故マキノ雅弘監督、叔母は故沢村貞子さん、兄は俳優の長門裕之という芸能一家に育ち、昭和31年の「狂った果実」でデビュー。「火事っていうと血が騒ぐ性格で、本当は新聞記者になりたかった」と明かしたが、「役者になってつくづく良かった。嫌がるぼくを映画に引っ張りだした石原慎太郎さんや兄貴に感謝を申し上げたい」と頭を下げた。
受章に際し、もう1人、名前を挙げて感謝したのが1人娘で女優の真由子(32)。真由子は昭和49年に生後5カ月で誘拐され、48時間後に保護されたが、事件が俳優人生に影響を与えたという。「役者だけでなく、父親の視点を持つことができ、世界が何倍にも広がった」としみじみと振り返った。
今年4月公開の映画「寝ずの番」では監督に初挑戦。「俳優の仕事が一番大変」と実感したベテランは「起用され、チームの優勝に貢献できる働きをする存在でいたい」と燃えている。
(Excite エキサイト : 芸能ニュース|サンケイスポーツ)
驚いたのは、麻実れいさん。
ああ、そうか、そんなお年になったかというのが自分の感想です。
この人にあげる、あげないなどの基準はあるのでしょうが、受賞者だけでなく、支えてきた人たちにもこの受章は価値ある物でしょうね。