エッセイストの斎藤茂太さん死去 2006年11月21日13時32分
エッセイストで、日本精神科病院協会名誉会長の斎藤茂太(さいとう・しげた)さんが、20日、心不全で死去した。90歳だった。通夜、葬儀は親族のみで行い、告別式は12月3日午後1時から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は妻美智子さん。
1916年、東京生まれ。歌人で精神科医の斎藤茂吉の長男。作家の北杜夫さんは実弟。慶応大医学部をへて、50年、父の病院を継ぎ、アルコール健康医学協会長などを歴任。64年、父親の思い出をつづった「茂吉の体臭」をはじめ、「回想の父茂吉母輝子」「気持ちの整理」など数多くのエッセーを書いた。
最近は、医師としての著作が目立ちましたが弟の北杜夫さんが躁鬱病をカミングアウトしたのと対照的にとても穏やかな雰囲気のあったかたでした。
心よりご冥福をお祈りします。