伊の映画プロデューサー、カルロ・ポンティさん死去 2007年01月10日23時06分
カルロ・ポンティさん(イタリアの映画プロデューサー、女優ソフィア・ローレンさんの夫)ANSA通信によると、10日、ジュネーブの病院で死去したと家族が発表した。94歳。肺の合併症のため入院していた。
イタリアを代表する映画製作者。フェデリコ・フェリーニ監督「道」(54年)、ミケランジェロ・アントニオーニ監督「欲望」(66年)、ビットリオ・デ・シーカ監督「ひまわり」(70年)などを手がけ、米・伊合作の大作「ドクトル・ジバゴ」(65年)なども製作した。
10代のローレンさんを見いだして国際的な人気女優に育て、私生活でもカップルに。ポンティさんに妻子がいたことから、婚姻が法的に認められるまで9年かかった。
私の場合は、オマー・シャリフ主演の「ドクトル・ジバゴ」がこのプロデューサーが最初に見た映画です。
ロシア革命に左右された医師の悲運の物語なんですが、デヴィッド・リーン監督の画面をフルに使った表現には、映画は映画館で見ないとわからないや って思わせるものを感じました。
このところ、大物が相次いでなくなってますが、時代の流れでしょうね。
故人の活躍を偲び、心よりご冥福を祈ります。