アカデミー賞発表前なので洋画中心で考えたのですが。
でも、これは見るかと。
『マリー・アントワネット』
映像の豪華さが話題です。。
【ストーリー】
オーストリア皇女マリーは、14歳にしてフランス王太子ルイ16世の元へ嫁ぐことになった。結婚生活に胸を膨らませていたが、待ち受けていたのは、上辺だけ取り繕ったベルサイユ宮殿の人々と、愛情のない夫婦生活。ルイは必要な事以外はマリーと口もきかず、同じベッドに寝ていても、指一本触れない。愛情深く育ったマリーだったが、悪意溢れる噂に傷つき、やがて贅沢なドレスやパーティーに心の安らぎを求めるようになる。
「
goo映画」より引用
trackback from
「
マリー・アントワネット」 by
ありふれた毎日
相変わらず、ネタバレ気にせずあげちゃいます。なので、下まで、ずーっと見ないでください。
時系列に関係なく、方々trackback することをご容赦ください。
【解説】
アントワネットというと、浪費家で傲慢な女王というイメージが強い。しかし、本作で描かれているのは、プライベート用に農場を作り、自然の中で子育てをした、愛情溢れる母親としての王妃である。監督のS・コッポラも「教科書に出てくるアントワネットを撮るつもりはなかった」と語っている。私たちが知っているアントワネットは、革命側が作り上げた虚像であり、有名な「パンがなければお菓子を食べればいい」という言葉も真実ではないようだ。誰も知らなかったアントワネットの真実に驚かされる。主演は、『スパイダーマン』のキルスティン・ダンスト。全編を彩るお菓子やドレスにうっとり。音楽もポップ。いわゆる歴史劇とは一線を画する。
「
goo映画(
タイトルトップ)」より引用。
【感想】
この映画は、映像の綺麗さで評判でしたね。
実際のところ、自分は、途中でうとうとしました。
別の意味で淡々と物語りは流れていきます。
エピソードはふんだんに盛り込まれていて、中世ヨーロッパの勢力図を考えながらみると面白いつくりになっているんですね。
お妃選び、結婚式、宮中のそれこそ堕落している状況、モラルの欠如、政治の腐敗、等等(あれ?いまもそうかな)、そんな中で、宮廷に放り込まれ、自由奔放だったマリー・アントワネットの乙女心が傷つきながら変わっていく様子をとても上手に描いているとは思います。
「教科書のマリー・アントワネットにはしない」というソフィア・コッポラの意図はわかるんですよね。
でも、正直、抑揚はあっていいと思ったし、やっぱり最後はちょっと物足りない気がしました。
運命のいたずらに流され、悲しい最後を遂げる部分もほしかったかな。
でも、この終わり方だから、映画としてはよかったかな。
ホントの追記:
ちょっとポッドキャストで知ったのですが、それこそダイアナさんとの比較で見るといいかもっていう意見もありましたね。
【私の採点】
★★★
(満点10点 ★:2点。☆:1点)
お菓子や料理、お酒など豪華なセットとベルサイユのロケで、映像はとても綺麗です。
それこそ、ハイビジョンテレビの宣伝に使えそうな、綺麗な映像。
それはいいのですが、ちょっと退屈かな。
ケーキももうちょっとな感じもしました。
子作りのエピソードもおもしろいですね。コミカルに描いてます。
生まれるシーンもえーっあんなにみんなが見るの?ってかんじですけどね。
でも、自分は、「中村主水」っぽいのも好きでしたけどね。
音楽も斬新、クラブと宮廷音楽のミックスも斬新ですが、でも、クラブ系はちょっと退屈でした。
クラシックでいいと思うんですけど、これもいろいろ意見があっていいかな。
キルステン・ダンストは、よかったですね。
スパイダー・マンでは、あんまり好きではないんですが、綺麗で可愛かったですね。
男性陣は、ちょっとねぇ。特にルイ16世役の男優さんはちょっと好きになれない。
フェルゼンは、うーん???
これこそ、ハイビジョンで見たい映画かな。
【製作メモ】 from
All Cinema ONLINE
原 題 MARIE ANTOINETTE
上映時間 123分
製 作 国 2006年 アメリカ(ソニーピクチャーズ/コロムビア/東北新社)
公開情報 東宝東和
初公開年月 2007/01/20
ジャンル ドラマ/ロマンス/歴史劇
《公開時コピー》
恋をした、朝まで遊んだ、
全世界に見つめられながら。
14歳で結婚、18歳で即位、豪華なヴェルサイユ宮殿に暮らす孤独な王妃の物語
監 督: ソフィア・コッポラ
製 作: ソフィア・コッポラ
ロス・カッツ
共同製作: カラム・グリーン
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
ポール・ラッサム
フレッド・ルース
マシュー・トルマック
脚 本: ソフィア・コッポラ
撮 影: ランス・アコード
プロダクションデザイン:
K・K・バレット
衣装デザイン:
ミレーナ・カノネロ
編 集: サラ・フラック
音楽プロデューサー:
ブライアン・レイツェル
音楽監修: ブライアン・レイツェル
出 演: キルステン・ダンスト マリー・アントワネット
ジェイソン・シュワルツマン ルイ16世
リップ・トーン ルイ15世
ジュディ・デイヴィス ノアイユ伯爵夫人
アーシア・アルジェント デュ・バリー夫人
マリアンヌ・フェイスフル マリア・テレジア女帝
ローズ・バーン ポリニャック公爵夫人
モリー・シャノン ヴィクトワール内親王
シャーリー・ヘンダーソン ソフィー内親王
ダニー・ヒューストン ヨーゼフ2世
スティーヴ・クーガン メルシー伯爵
ジェイミー・ドーナン フェルゼン伯爵
クレメンティーヌ・ポワダッツ プロヴァンス伯爵夫人
オーロール・クレマン
メアリー・ナイ
アル・ウィーヴァー
ギョーム・ガリアンヌ