イングマール・ベルイマン氏が死去
2007年07月30日22時13分
スウェーデンのTT通信によると、20世紀を代表する映画監督で演出家のイングマール・ベルイマンさんが30日、同国フォール島の自宅で死去した。89歳だった。
同国ウプサラで聖職者の家庭に生まれた。ストックホルム大で演劇を学び、第2次大戦直後から映画製作を始めた。57年に「第七の封印」でカンヌ国際映画祭の審査員特別賞を受賞。「野いちご」「処女の泉」などで高い評価を得た。
男女の愛憎や宗教の偽善を5時間を超える大作に仕立てた「ファニーとアレクサンデル」で84年、米アカデミー賞の4部門を受賞。この作品を機に、映画監督の引退をいったんは宣言した。
その後もスウェーデン王立劇場などで戯曲を精力的に演出。舞台ではシェークスピア、イプセン、ストリンドベリの作品のほか、三島由紀夫の「サド侯爵夫人」も手がけたことがある。
03年、テレビ用の映像作品で自ら「遺作」と呼んだ「サラバンド」を発表。静かな作風の中に、親子の愛が転じた近親憎悪を濃密に描き、日本でも劇場公開された。
私生活では5回結婚し、最後の妻とは95年に死別。「仮面/ペルソナ」で起用した女優リブ・ウルマンとは長いあいだ親しく、「サラバンド」にも起用した。
自分も、薦められて何本もの映画を見ましたが、正直、わからないこともあったりして、ちょっと避けてましたが、晩年は、結構、女性がモチーフだったりして(え)よーくわかるようになりました。
多分、大人になった(え)からかなと思います。
リアルに公開時にみたのは、「ファニーとアレクサンデル」からでしょうかね。
これも、おしりが痛かった(え)
また一人巨匠がこの世をさりました。
こころよりご冥福をお祈りします。