気がつけば1ヶ月以上も映画とは離れてました。
『ノーカントリー』
オスカー映画だけど、復活第1弾にこれとは・・・(汗)。
【ストーリー】
メキシコ国境に近い砂漠でハンティング中に、偶然、死体の山に出くわしたルウェリン・モスは、大量のヘロインと現金200万ドルが残されているのを見つける。危険を承知で大金を奪ったモスに、すぐさま追っ手がかかる。必死の逃亡を図るモスを確実に追い詰めて行くのは非情の殺し屋アントン・シガー。そしてもう一人、厄介な事件に巻き込まれたモスを救うべく老保安官エド・トム・ベルが追跡を始めるのだった。
「
goo映画」より引用
参考サイト
excite映画 (
該当ページ)
trackback from
「ノーカントリー」獲っちゃいましたか…。
by
シネマ親父の“日々是妄言”
ノーカントリー by
またあした
相変わらず、ネタバレ気にせず記事をあげちゃいます。なので、下まで、気になるかたは、ずーっと見ないでください。
時系列に関係なく、方々trackback することをご容赦ください。
「ノーカントリー」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
【解説】
その髪形だけで強烈なインパクトを放つダイハードな仕事人を演じたスペイン俳優ハビエル・バルデムが、男くさい魅力で逃げる男を好演するジョシュ・ブローリンも、ベテランの渋味で勝負のトミー・リー・ジョーンズをも圧倒する不気味な存在感で、ぞくぞくするほど怖くて面白い追跡/逃亡劇をリードする。原作はピュリッツァー賞作家コーマック・マッカーシーの小説「血と暴力の国」。『ブラッド・シンプル』『ファーゴ』などノワールなスリラーを得意とするコーエン兄弟が監督・脚本・製作を担った本作は、カンヌ国際映画祭コンペ部門に出品されたのを皮切りに各映画賞を席捲し、まさに2007年度を代表する一本となった傑作。
「
goo映画(
タイトルトップ)」より引用。
【感想】
とにかく、「こんな終わり方?」というのが、最初の感想でした。
始まりも、トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデムとも出てくるのが遅い(ぇ)。
ジョシュ・ブローリンが、最初、いわゆる小市民?を演じた後に始まる恐怖の追跡劇、そして、トミー・リー・ジョーンズがケリー・マクドナルドが微妙に絡む。
それにしても、怖いっすよ、ハビエル・バルデム。
その論理も、まあなんというか、その事故中ぶりに驚かされます。
しかもすっごく不気味。
周りが、雇い主やメキシコ人の密輸団とかがまともに見える(ぇ)くらいです。
そして、結末は、予想もしていなかった、救いようもない結末。
とにかく、考えさせられるより、「ここまでやるの?」という2時間ちょっとでした。
【私の採点】
★★★★
(満点10点 ★:2点。☆:1点)
これ、作品としては脚本、演出、カメラ、ビジュアルとすごい、10点、と言いたいのですが、やっぱり、このオチは、原作がそうだったとしてもなんとかしてほしかったというのが本音です。
それくらい救いようのない感じが高かったです。
これ、雰囲気から、80年代に入るくらいのテキサス、ニューメキシコだと思えるんですが、すでにこの頃にアメリカは、心の病にかかっていたという事実もびっくりします。
コーエン兄弟は、まあ、それを忠実に再現しているように思いました。
その、西部って感じもいいですね。
それから、ハビエルのあの無表情さ、そして、ほぼターミネーター状態で追ってくる怖さ、それから頭の良さ。もう、こんなやつに関わりたくないです。
殺し方もあれですね。
(ネタバレですが)最初は、力業、あとはエアガンが多かったかな。
あのスポン!というのがちょっと残って、うなされそうでした。
で、気になったのがトミー・リー・ジョーンズ。
実は、結構おじさん的に蘊蓄のように推理をし、世の中を憂いたりするんですね。
そして最後は、リタイアを決める。
なんか、缶コーヒーのCMに見えてきたのは私だけ?
でも、絶望的になりますね、マジに。
まあ、見るなら映画館で見ていただきたい映画です。
でないと、電源切っちゃうもの(ぇ)。
でも、ラスト、あの奥さんはどっちだったのか。そして、保安官はなぜ残ったのか・・・
怖いけど気になってしょうがない映画でした。
【製作メモ】 from
All Cinema ONLINE
原 題 NO COUNTRY FOR OLD MEN
メディア 映画
上映時間 122分
製 作 国 2007年 アメリカ
公開情報 劇場公開(パラマウント=ショウゲート/ミラマックス)
初公開年月 2008/03/15
ジャンル ドラマ/犯罪/サスペンス
《公開時コピー》
世の中は計算違いで回る
監 督: ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
製 作: ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
スコット・ルーディン
製作総指揮:ロバート・グラフ
マーク・ロイバル
原 作: コーマック・マッカーシー
『血と暴力の国』(扶桑社刊)
脚 本: ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
撮 影: ロジャー・ディーキンス
プロダクションデザイン:
ジェス・ゴンコール
衣装デザイン:メアリー・ゾフレス
編 集: ジョエル・コーエン
(ロデリック・ジェインズ名義)
イーサン・コーエン
(ロデリック・ジェインズ名義)
音 楽: カーター・バーウェル
出 演: トミー・リー・ジョーンズ エド・トム・ベル保安官
ハビエル・バルデム アントン・シガー
ジョシュ・ブローリン ルウェリン・モス
ウディ・ハレルソン カーソン・ウェルズ
ケリー・マクドナルド カーラ・ジーン
ギャレット・ディラハント ウェンデル
テス・ハーパー ロレッタ・ベル
バリー・コービンエリス
スティーヴン・ルート ウェルズを雇う男
ロジャー・ボイス エル・パソの保安官
ベス・グラント カーラ・ジーンの母
アナ・リーダー プールサイドの女