かなり、面白いと評判でしたが、水曜1000円を利用して観ました(汗)。
『アフタースクール』
監督も含め30代
中盤前半(役がね)の彼らの感情の動きもちょっと見えありして・・・
【ストーリー】
母校の中学校で教師をしている神野と、サラリーマンの木村は中学時代からの親友同士。産気づいた木村の妻を、仕事で忙しい木村の代わりに神野が病院まで送りとどけた。その日、夏休み中だが部活のため出勤した神野のもとに、同級生だという探偵が訪ねてくる。島崎と名乗る探偵は木村を捜していた。若い女性と親しげにしている木村の写真を探偵に見せられた神野はショックを受け、なかば強引に木村捜しを手伝うことになってしまう。
「
goo映画」より引用
参考サイト
excite映画 (
該当ページ)
trackback from
「アフタースクール」ダマされちゃいました…(^^;。
相変わらず、ネタバレ気にせず記事をあげちゃいます。なので、下まで、気になるかたは、ずーっと見ないでください。
時系列に関係なく、方々trackback することをご容赦ください。
「アフタースクール」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
【解説】
カンヌ国際映画祭等で数々の映画賞に輝いた『運命じゃない人』から3年。内田けんじ監督作品に、大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人ら人気・実力を兼ね揃えたキャストが集結した。探偵(もしくは何かを調査、模索する人物)を狂言回し的に配置することを踏襲しながらも、時間軸を少しずつずらしながら、別の視点で同じシーンを見せることによってパズルを解いていくような痛快なストーリーテリングで見せた前作(デビュー作『WEEKEND BLUES』も同じテイスト)と違い、本作では“信じていたものが一気にひっくり返るような”想像を超えた展開が待ち受けている。内田けんじの作劇術にまんまと騙されてこそ楽しめる痛快作。
「
goo映画(
タイトルトップ)」より引用。
【感想】
はい、ちゃんとだまされました。
終わってから、プログラム(パンフレット)にあるシナリオもしっかり、読みました(汗)。
映画館は、有楽町だったので、女性8~9割でしたが、結構、だまされてましたよ。
狂言回しも、最初は、大泉洋扮する神野が佐々木蔵之介扮する北沢(この時点では、島崎)に操られ、消えた木村(堺雅人)を探すんですけど、テンポのよさと二人の微妙な掛け合いにどんどんと映画に引き込まれます。
それにしてもキャストもまあ芸達者ばかりですね。ヤ○ザの組長役の伊武雅刀さんもあの、「警察だぁ」(わかるでしょうか)のノリでがんばってますしねぇ。
でも、やっぱり後半30分のどんでん返しでしょうね。
あ、あっ、うん、これは織り込み済みって感じでしたが、らえ、えぇっ、ここまでやるの?のぉぉーっって感じで、まあ、笑いまででますね。
まじめなシーンなのに(汗)。
それだけならまだしも、まだ、まだって、もういいって位まで種明かしされるのは、よかったのか悪かったのか。
実は、いくつか見ているほうは伏線となるシーン、セリフがあるんですね。
それがわかったのは、やっぱり結果を見てからかな。
でも、いいセリフありましたね。
神野の吐く、「お前がつまんないのは、お前のせいだ」
これ、ちょっと納得しちゃいました。
ちなみに、一番のあふぉは、ショップの店員のマナブかな。
1時間45分くらいの映画ですが、たのしんで、たのしんで、だまされて(え)、そして、癒されてください。
【私の採点】
★★★★
(満点10点 ★:2点。☆:1点)
9のつもりでしたが、8にします。
というのは、実は社長のところに電話かけてきた経理のかたの電話声で、半分読めちゃったから(ぇ)。
この映画、普通ならば、カモるほうにいくと思うのですが、意外にマジメです。
ちょっとあっち側の人茶化しているくらいですし、ここまで大掛かりなことはしないと思うのですが、それでも、やっちゃうのが、映画です。
で、プロット割とよくできてますし、ツッコミ処(なんであの人がこんなマンションに住めるかとか、税金の無駄遣い(ぇ)ちゃうかとかね)満載ではあります。
読みにくい、そして綿密なストーリー展開というのは、「
キサラギ」と似ていると言いますが、「運命じゃない人」の内田さんとしては、それはうれしくないかもしれないですね。
北沢扮する島崎を結局は狂言回しにし、彼を観客として周りぜーんぶでだましきって、まあ、ここまで落とすわけですから。
実は、大泉洋さんってあんまり俳優としては好きなタイプではないのですが、彼じゃなきゃぁ、誰がいいか考えても出てきません。
それくらい、はまり役でした。
堺雅人さんは、あの笑顔と何気ないちょっと無気力っぽいノリがずーっと続くのが反対に最後に響いてきますね。
それと、彼が演じる木村の中学校時代の彼がいい演技です。
最初とオチのシーンで見せられるのですが、ホントにアレをモチーフにしたと堺さんが言ってますがそれがわかります。
そして、佐々木蔵之介さん。
この人、映画では、「間宮兄弟」が私の初見でしたが、「椿三十郎」でもこの日としか居ないっていう演技をしますね。
で、ギャップがおもしろい。
3人とも劇団中心でやってきた人だけに、なりきりも見事だし、でも監督の方針からか、抑え気味にやってるのがかえって、最後の「ばらし」でびっくりするかも。
周りも伊武さん、北見さん、山本圭さんと押さえた配置できちんと笑わせます。
女性は、常盤貴子さんは、表情がいいですね。
あ、これもだまされます。
そして、田畑智子は、やっぱり“おいがつお”が抜けない私(汗)。
だから、余計に「ネタバレ」でのギャップが楽しめます。
ロケ中心であの「おもちゃショップ」は廃校の一室をかりたとか。
まあ、ロケばっかという感じで、低予算わかるように仕上げたにしては、きっちり撮影と手間はかけたことがわかる映画でした。
DVDでという声もありますが、映画館で観て欲しいです。
【製作メモ】 from
All Cinema ONLINE
メディア 映画
上映時間 102分
製 作 国 2008年 日本
公開情報 劇場公開(クロックワークス)
初公開年月 2008/05/24
ジャンル コメディ/サスペンス/ミステリー
《公開時コピー》
行方不明の友人、同級生を名乗る探偵、大人の放課後(アフタースクール)には何かが起きる!!
笑って、驚いて、巻き込まれて、グッとくる。驚きエンターテインメント!
甘く見てると
ダマされちゃいますよ
(※甘く見てると以下だけの記事もありましたっけ)
監督:内田けんじ
製作:酒匂暢彦
加藤嘉一
原田知明
山崎浩一
林和男
高野力
永田勝治
安永義郎
喜多埜裕明
プロデューサー:大岡大介
赤城聡
大西洋志
エグゼクティブプ
ロデューサー:藤本款
脚本:内田けんじ
撮影:柴崎幸三
美術:金勝浩一
編集:普嶋信一
音楽:羽岡佳
主題歌:monobright
『あの透明感と少年』
スクリプター:森直子
スタイリスト:浜井貴子
ヘアメイク:那須野詞
音響効果:伊藤進一
照明:吉角荘介
装飾:鈴村高正
録音:橋本泰夫
助監督:村上秀晃
出演:大泉洋神野
佐々木蔵之介北沢
堺雅人木村
田畑智子
常盤貴子
北見敏之
大石吾朗
奥田達士
尾上寛之
桃生亜希子
沼田爆
田村泰二郎
ムロツヨシ
佐藤佐吉
長江英和
山本龍二
久保和明
戯武尊
村岡希美
小林隆
斎藤歩
音尾琢真
中山祐一朗
森田ガンツ
吉武怜朗
五十嵐令子
山本圭
伊武雅刀
画像は、あとで upします。