邦題って、難しいなぁって思うのがラブロマンス系のタイトルでしょうか。
『最後の初恋』
初恋。え、淡いものでしょう? で、リチャード・ギアとダイアン・レインが淡い恋心???
二日連続となったので、まあ、軽めに見られるかと・・・(汗)。
【ストーリー】
別居中の夫と週末を過ごす娘と息子を送り出し、親友ジーンに代わって海辺の小さなホテルを5日間だけ切り盛りするため田舎町ロダンテにやって来たエイドリアン。季節外れのリゾートに客はたった1人、無愛想なポールという男性だけだ。折りから大型ハリケーンが近づく荒れ模様の中、日々の暮らしに疲弊した主婦エイドリアンと、高名な外科医としてのキャリアを捨てたばかりのポールはお互いに惹かれあうものを感じ始める。
「
goo映画」より引用
参考サイト
excite映画 (
該当ページ)
trackback from
「最後の初恋」もお、イイお歳です…(^^;。 by
シネマ親父の“日々是妄言”
相変わらず、ネタバレ気にせず記事をあげちゃいます。なので、下まで、気になるかたは、ずーっと見ないでください。
時系列に関係なく、方々trackback することをご容赦ください。
「最後の初恋」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
【解説】
自分の夢よりも母親として主婦としての役割を優先してきたヒロインが恋に落ちるのは、人生初の挫折感を味わい苛立っている男だ。この出会いによって、傷心の2人は自分自身にも家族にも逃げずに向き合うことの大切さを知り、それぞれの人生を建て直す。ノースカロライナのアウター・バンクスにある小さな町の海辺で始まる極上のラブストーリーを繰り広げるのは、『コットンクラブ』『運命の女』に続く共演となるダイアン・レインとリチャード・ギアの名コンビ。彼らが見せてくれる大人ならではの抑制と情熱が心にしみる。原作は『きみに読む物語』でもお馴染みのベストセラー作家ニコラス・スパークスの小説。
「
goo映画(
タイトルトップ)」より引用。
【感想】
「きみによむ物語」の原作者の作品ということで、やっぱり初老の純愛系と思って見ましたが、うん、「きみよむ」よりもおもしろかったかなというのが感想。
そう、「きみよむ」は、昨日見た、「パコ」ちゃんのような記憶をなくしたおばあさんとおじいさんの物語だったけど、この映画は、日本なら、「巣鴨のハーレクイーン(ぇ)」です。
冗談はさておき、ストーリーはきわめて簡単。
旦那の浮気から別居状態、子供にはパパを許してと言われ、突っ張ってみるもののの・・・
そんなある日友達のバカンスで手伝った宿で出会ったダンディな男にちょっと惹かれ、お互いの素性を話すうちに、なんとなく・・・ そして、嵐の夜に・・・
そこから、まあ、もどかしい歯の浮くやり取りの後・・・ハッピーエンドに・・・
ならない(ぇ)。
と書いてしまうと、あっさり過ぎますが、とっても設定がいいです。
また、ポールがまあ、アメリカの成功者って感じの設定なのがいいです。
彼の心を解いているうちにエイドリアンも徐々にその表情が明るくなってくるところなんて、まあ、メイクもありますが(ぇ)、ダイアン・レインの美しさがでてますね。
ここまで女性は変わるかと思ったりします。
短い時間で表現する中で、二人の心変わりもよく伝わってきます。
また、キーになるのが、娘さんでしょうか。
原作では、さらに厳しい設定にしてますが、ここではゆるめ。
でも、彼女も母親を許せるようになっていくところ、単純なアバンチュールものとは違うのは、まあ、敬服でございます。
で、泣けるかと言うと、久々にエクアドルから帰ってくるポールを待つエイドリアンになんと息子マークが現れるシーンは、ホントは、エイドリアン同様、嗚咽しながら見なきゃいけないんですが、泣けません。 男だからかな。
それよりも、ポールが訴えられている、麻酔の影響でなくなった女性の夫の言葉、泣けまっせ。
遺族ってそう思って当然だもの。
謝るんじゃなくて、弔意を示す、題字です。
でも、この物語のエンドは、やっぱりハッピーエンドだと思います。
この恋を経験して、エイドリアンは、ちゃんと子供たちの母親として戻るんだもの。
一回り大きくなった素敵な女性として。
長々書いておりますが、うん、40台でジャ○ーズ系や氷○き○しを追っかけてるおねぃさんにぜひ見てほしいです。
やっぱり、等身大の恋愛、あこがれてみたら?
私はあっちも(ぇ)含め、相手できません(逃)。
【私の採点】
★★★☆
(満点10点 ★:2点。☆:1点)
あ、これ、良くも悪くもここから動かないです。
別に今年のベスト10にも入れませんし、ワーストにも入れません。
ほかで評価してますが、原作からやや骨も削っている関係で、ストーリーも軽め、演出も普通。
でもキャスト、ビジュアルはよかったですよね。
だって、リチャード・ギアとダイアン・レインなら、「コットンクラブ」、「運命の女」で共演してますし、リチャード・ギアはそれこそ棹師(ぇ)らしい優男振りをみせてくれますね。
ダイアン・レインもいい感じに年取りました。
とくにお母さん役、よかったですね。
日本だと、ねぇ、誰でしょう。原日出子好きなんで、原日出子さんで(ぇ)。
いえ、桃子さんかな。
感想でも触れましたが、一番の演技賞は、妻を失ったトーレルソン役のスコット・グレンさんでしょう。
彼の 妻をこの男に殺されたぁ的な目と演技は、お見事でした。
そして、最大の功労者は、あのペンションというか宿でしょうね。
原題にあるとおり、あのロダンテのまた、ひとつだけある見事な小屋。
アメリカにはありそうで、そして、あんな黒人のおねぃさんがやってるんだけど、とてもおしゃれで、素敵で、水がお湯がでないとこがアメリカの宿らしくて(ぇ)、で、そんなところにダイアン・レインがいたら、もう、どぎまぎしてしまいます。
あの「青の間」泊まってみたいです。
そりゃぁ。4泊もしたら、一度は・・・(バシッ)。
それから、馬が走るシーンもよかったし、ダイアン・レインが最後、ポールと踊ったところで投げキッスをするシーンなんて、ファンタジーっ(鬚男爵風に)。
ラブシーンも押さえ気味で、でも情が入ってて、そして、ダイアン・レインがほんとにかわいくなります。
まあ、じぃさん、ばぁさんもカプルできてたりしましたので、ぜひ。
【製作メモ】 from
All Cinema ONLINE
原 題 NIGHTS IN RODANTHE
メディア 映画
上映時間 97分
製 作 国 2008年 アメリカ/オーストラリア
(Warner Bros./Village Roadshow)
公開情報 劇場公開(ワーナー
初公開年月 2008/09/27
ジャンル ロマンス/ドラマ
《公開時コピー》
忘れていた。恋をするだけで
世界はこんなに美しい。
「きみによむ物語」の原作者が再び贈る、感動のラブ・ストーリー
監 督 : ジョージ・C・ウルフ
製 作 : デニーズ・ディ・ノヴィ
製作総指揮 : ダグ・クレイボーン
アリソン・グリーンスパン
デイナ・ゴールドバーグ
ブルース・バーマン
原 作 : ニコラス・スパークス
『最後の初恋』(ソフトバンククリエイティブ刊)
脚 本 : アン・ピーコック
ジョン・ロマーノ
撮 影 : アフォンソ・ビアト
プロダクションデザイン:
パトリツィア・フォン・ブランデンスタイン
衣装デザイン: ヴィクトリア・ファレル
編 集 : ブライアン・A・ケイツ
音 楽 : ジャニーン・テソリ
出 演 : リチャード・ギア ポール・フラナー
ダイアン・レイン エイドリアン
スコット・グレン ロバート
ジェームズ・フランコ マーク・フラナー
クリストファー・メローニ ジャック
ヴィオラ・デイヴィス ジャン
パブロ・シュレイバー
メイ・ホイットマン
チャーリー・ターハン
キャロリン・マコーミック
テッド・マンソン
アトー・エッサンドー
ジェシカ・ルーカス
※写真関係はあとで追記します。