正月映画、まだまだ見逃してますが、これが最後ということになります。
『K-20 怪人二十面相伝』
白組のVFXと金城さん久々の日本語(?)で観に行ったようなものですが・・・
【ストーリー】
1945年の架空都市<帝都>。19世紀から続く華族制度により、極端な格差社会が生じる日本で、世間を脅かしている強盗がいた。“怪人20面相”と呼ばれるその強盗は、富裕層だけをターゲットとし、美術品や骨董品を魔法のようなテクニックで、次々と盗み出すというのだ。頭脳明晰でこれまでも数々の事件を解決してきた探偵、明智小五郎は、サーカスの人気曲芸師、平吉が謎の怪人20面相<K-20>だと疑い、捜査を始めるが…。
「
goo映画」より引用
※たしか舞台設定は、1949年だったと思います。
参考サイト
excite映画 (
該当ページ)
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相変わらず、ネタバレ気にせず記事をあげちゃいます。なので、下まで、気になるかたは、ずーっと見ないでください。
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「K-20(TWENTY)怪人二十面相・伝」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
【解説】
北村想原作の同名の小説を20年の構想期間を経て映画化。第2次世界大戦を回避した架空の日本を舞台に、富める者から金品を奪う怪人20面相の正体を明かしていく。名探偵、明智小五郎は、サーカスの曲芸師、平吉を<K-20>だと疑い、捜査するが、彼の婚約者、羽柴葉子は明智の行動に疑問を持たずにいられなかった。元祖・探偵小説のヒーロー、怪人20面相をバットマンやスパイダーマンのような全く新しいアクション・ヒーローとして甦らせた発想のセンスに拍手。出演は、金城武、仲村トオル、松たか子ほか。監督は、『ヴァージニア』で世界的に評価され、近年は『アンフェア the movie』など脚本家としても活躍している佐藤嗣麻子。
「
goo映画(
タイトルトップ)」より引用。
【感想】(ここでは、ネタバレはぼかします)
怪人二十面相と明智小五郎の作品は、小説なりテレビ(私は天地茂のやつが好きでした)なりでやってるし、漫画のモチーフにもなったりで、もう有名なので、登場人物はそれほどでもないのですが、原作にプラスアルファのプロットですでに「三丁目・・」の世界が存分に想像できましたが、それ以上に見事にはまってました。
セットとVFXの重なりもだいぶ慣れてきましたね。作る側も演じる側も。
それもあって、リアル感ありありの映像、芸達者な人たちの演技、で、ちゃんと未来をつくる子供を大切にしているところなんてもう、素敵でした。
台詞もいい台詞がいっぱい、掛け合いも見事だし、明智小五郎の小ざかしさとか小林少年のある意味「あふぉさ」加減がまた、面白かったです。
そして、益岡さんの浪越警部もだめだめさがでてたのもいいですね。
仲村トオルさんの演技もこざかしいから、あのあとがあっと思えるかな。
ただ、オチのもって行き方で、敵役が、「みんなの幸せ」っぽい台詞に対して、平吉さんが「おれはサーカスが・・」的なことを言うシーンは、ちょっとびっくりかな。
それから、ドイツ語が日本の第一外国語になっている感があるんだけど、そうだろうか・・・。
って言う疑問はさておき、戦争やってなかったらという設定とかなんとなくあったかものシーンでした。
これもシリーズ化意識してますね。
たぶん、3部作くらい考えられるかな。
【私の採点】(この下は、思いっきりネタバレしてます)
★★★★
(満点10点 ★:2点。☆:1点)
ほめすぎかなぁ。
いえ、9点でもよかったですけど、まあ、ここで。
この作品は、まず、ありえなーいとか、なんでやねん となくしてみるべき作品です。
最初、ヒンデンブルグ号みたいな飛行船やバベルの塔のような塔(たぶん、ヒルズ意識してます)、そしてエッフェル塔みたいな塔(たぶん東京タワー)など、1940年ころの映画のパリやロンドン、そして上海を意識したシーンが続きますが、そこはともかく、まあ、セットとVFXの見事さで楽しめますね。
平吉も最初は、ジャンプが弱いんですが、泥棒のバイブル読みながら練習していくと、見事に二十面相より二十面相になっちゃう、ってこれも楽しみのひとつです。
あとは、道具でしょうか。源治のつくる道具はとってもほすぃ、良品がおおいですね。
それが、サーカスっていうのもなんとなくうなづけます。
役者さんは、もういうことなしです。
金城さんもちょっとバラエティっぽい路線もめずらしいでしょうし、でいて一本気な性格もおもしろいです。
松たか子さんかな。良家の子女っていいですね。似合ってますし、なんかかわゆさもでてました。
あの、お風呂のシーンなんて・・・。
私でも鼻血でます(爆)。
それから、高島礼子さんでしょうね。
あれ、お酒のCMですよ、まったく(笑)。
そして、シスターの格好は・・・。もういけませんわ(爆)。
あとは、VFXでしょうね。三丁目の夕日は、ちょっとみんなの記憶があったので、違和感もあったりしましたが、今度は最初からありえないわけで、もうやりたい放題でやってましたね。
テレビも「イ」の字のころだったりする映像だし、警備も軍警が存在したりで、その辺もあの時代(戦前というか戦争直前)っぽさをのこしてます。
でも、ラストシーンで、背景が思いっきり現代だったのは、消し忘れ???
それとも・・・
【製作メモ】 from
All Cinema ONLINE
メディア 映画
上映時間 137分
製 作 国 2009年 日本(東宝・日本テレビ・ROBOTほか)
公開情報 劇場公開(東宝)
初公開年月 2008/12/20
ジャンル アクション/アドベンチャー/ミステリー
《公開時コピー》
怪人二十面相は誰だ!?
違う!オレは二十面相じゃない!
監 督 : 佐藤嗣麻子
アクション監督:横山誠
小池達朗
製 作 : 島田洋一
阿部秀司
平井文宏
島谷能成
島本雄二
亀井修
西垣慎一郎
大月昇
島村達雄
高野力
プロデューサー:安藤親広
倉田貴也
石田和義
エグゼクティブプロデューサー:
阿部秀司
奥田誠治
原 作 : 北村想
『完全版 怪人二十面相・伝』
脚 本 : 佐藤嗣麻子
脚本協力 : 山崎貴
撮 影 : 柴崎幸三
美 術 : 上條安里
編 集 : 宮島竜治
音 楽 : 佐藤直紀
主 題 歌 : オアシス
『ショック・オブ・ザ・ライトニング』
VFXディレクター:
渋谷紀世子
VFX協力 : 山崎貴
音響効果 : 柴崎憲治
照 明 : 水野研一
三善章誉
製作統括 : 堀越徹
装 飾 : 龍田哲児
録 音 : 鶴巻仁
助 監 督 : 川村直紀
出 演 : 金城武 遠藤平吉
松たか子 羽柴葉子
國村隼 源治
高島礼子 菊子
本郷奏多 小林芳雄
益岡徹 浪越警部
今井悠貴 シンスケ
斎藤歩
木野花
飯田基祐
猫田直
藤本静
大堀こういち
高橋努
田鍋謙一郎
神戸浩
市野世龍
要潤
串田和美
嶋田久作
小日向文世
大滝秀治
松重豊
鹿賀丈史 謎の紳士
仲村トオル 明智小五郎
※画像は、あとで upします。
※追記、修正あるかもしれません。