この時期は、他の映画の都合で、上映し損なったり、上映のチャンスがないけど、小屋にはかけたい映画が公開されます。
正直、アン・ハサウエイで見に行った(爆)ということは内緒で・・・(汗)
【ストーリー】
1795年、イギリス・ハンプシャー。オースティン家の次女ジェインは、裕福で家柄のいい相手との結婚を望む両親に迫られ、地元の名士レディ・グリシャムの甥との結婚をしぶしぶ検討していた。そんな時、ジェインはロンドンで法律を学ぶアイルランド人の青年トム・ルフロイと出会う。彼は知的だが貧しかった。しかし、強い独立心を持つジェインに、トムは徐々に惹かれていくのだった。
「
goo映画」より引用。
参考サイト
excite映画 (
該当ページ)
映画生活(
該当ページ)
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「ジェイン・オースティン 秘められた恋」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
【解説】
「高慢と偏見」「いつか晴れた日に」など、映画化作品も多数あるイギリスの女流作家ジェイン・オースティンの生涯、そして唯一の恋の顛末を描くロマンチックな伝記ラブストーリー。ジェインを演じるのは『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ。最近の出演作から“お姫様キャラ”を脱した感のある彼女が挑戦したコスチューム劇として楽しめる。ジェインの一世一代の恋の相手となる青年を、『つぐない』での好演が記憶に新しいジェームズ・マカヴォイが演じている。監督は『キンキーブーツ』のジュリアン・ジャロルド。ジェインの知られざる恋の行方は?そしてそれが彼女の作品にどんな影響を与えたのか、興味をそそられる一作だ。
「
goo映画(
タイトルトップ)」より引用。
【感想】(ここでは、ネタバレはぼかします)
いわゆる、コスチューム劇の類と思って見に行きましたが、とてもストーリーがしっかりしていたと思います。まあ、あの挨拶のくだりは、ちょっとくどいけど、昔はそうだったのかな。
ジェイン・オースティンの小説は、「高慢と偏見」(映画では、「プライドと偏見」)だけしか読んでないのですが、彼女のいわゆる作風とか正格とかを想像してしまうようなエピソードがふんだんにありました。
また、トム・ルフロイとの出会いから別れの経緯についても、真実はわかりませんが、それこそ、ジェイン・オースティンならそうだったのかな、と思わせるシーンの連続でした。
演技的には、アン・ハサウェイ光ってますね。
昔のラヴコメ女優から、きっちり喜怒哀楽が伝わってきました。ルフロイ役のジェームズ・マカヴォイのほうが、演技的にはよかったかな。
駅馬車や舞踏会、いわゆるパブでの拳闘など、昔あった、娯楽というか生活の一旦も垣間見えますし、その貴族生活の継続がとてもむずかしいこと、いわゆる「成り上がり」ができにくい時代だったこともこの映画では分かります。
実際は、ここまで劇的ではなかったのかも知れませんが、まあ、それこそ、ジェイン・オースティンの小説の主人公が本人だということなら、納得かな。
【私の採点】(採点のあとは、思いっきりネタバレしますので(ぇ))
★★★☆
(満点10点 ★:2点。☆:1点)
評価的には、7でも良い方ではないでしょうか(ぇ)。
ストーリー的には、ありがちな地方貴族の末娘とこれまた、親族を頼ってきた苦学生のつかの間の逢瀬ということになるのでしょうから。
それから、エピソード、つまらないこともあるんですね。
当時のしきたりですから。
それでも、7にした理由ですか。
アン・ハサウェイ以外(爆)では、ロケ地と再現した生活などの様子です(ぇ)。
当時の風俗、風習、生活などがある程度垣間見えてまして、また、当時の世情を理解しながらみると、なるほど、という感じがあります。ちょっと挨拶のあのポーズはいかがかとも思いましたが、あれくらいやってたわけですね。
それにしても昔の風習とはいえ、18世紀後半には貴族は、それほど財産をもってなかったのですね。気位だけというのでしょうか。その中で、自活でやってたという図式は、ちょっとびっくりです。その中で、なんというか、お家間の縁談でまあ、資産が動き、娘1人で一家が・・・(ぇ)って、それこそ、「おとうさん、おかゆができたわよ」の世界もあったのかもしれません。
昔から、歴史的には、政略結婚はあったといわれ、そんなことも、ちょっと考えてしまいました。
いいよなぁ、お金持ちは・・・じゃなくて、そんなことで、人生を左右されてしまう例はあったのですね。 実際は、ジェインだけでなく、お姉さんのカサンドラもお父さんの後継者にと考えた牧師との死別から、生涯を独身で通したそうですし、人生なにがいいかわかりません。
反対に、ルフロイについても、いわゆるパトロンの言うとおりにしないといけないわけです。
そんなのだから、この恋愛はうまくいきせん。でも、男のほうが女々しい(でも女々しいなんですね)とは思います。娘の名前にジェインと付けたわけで。 奥さん、たまんないだろうなぁ(汗)。
それから、ルフロイが、ジェインに恋愛を勧めるシーン。確かに小説って、私小説のほうが説得力あります。 でも、 団○六さんとかは・・・(汗)。ジェイン自身は、この経験もありますが、ハッピーエンドというのは、やはり女の子らしい想像と周囲(たぶんお兄さん)の影響を受けたのかもしれません。
よく、とあるアーチストが、どこかのドライブスルーでカップルの会話を盗み聞いて・・ なんてありますからね。 自分は、想像では書ききれない物はあると思います。特に官能小説(ぇ)。
話は変わりますが、この映画は、いまから2年前の製作。遅れた理由もありますが、今頃後悔になった理由もちょっと気になります。
【製作メモ】 from
All Cinema ONLINE
原 題 BECOMING JANE
メディア 映画
上映時間 120分
製 作 国 2007年 イギリス/アメリカ
公開情報 劇場公開(ヘキサゴン・ピクチャーズ)
初公開年月 2009/10/31
ジャンル ロマンス/歴史劇/伝記
映 倫 G
《公開時コピー》
イギリスの女流作家、ジェイン・オースティンの生涯に一度の恋を描いたロマンティック・ラブストーリー
監 督 : ジュリアン・ジャロルド
製 作 : グレアム・ブロードベント
ロバート・バーンスタイン
ダグラス・レイ
製作総指揮 : ニコール・フィンナン
ジェフ・アッバリー
ジュリア・ブラックマン
ティム・ハスラム
脚 本 : サラ・ウィリアムズ
ケヴィン・フッド
撮 影 : アイジル・ブリルド
プロダクションデザイン:
イヴ・スチュワート
衣装デザイン: イマー・ニー・ヴァルドウニグ
編 集 : エマ・E・ヒコックス
音 楽 : エイドリアン・ジョンストン
出 演 : アン・ハサウェイ ジェイン・オースティン
ジェームズ・マカヴォイ トム・レフロイ
ジュリー・ウォルターズ オースティン夫人
ジェームズ・クロムウェル オースティン牧師
マギー・スミス レディ・グレシャム
ローレンス・フォックス ウィスリー氏
アンナ・マックスウェル・マーティン カサンドラ・オースティン
ルーシー・コウ
ジョー・アンダーソン
イアン・リチャードソン
※写真関係はあとで追記します。
※追記することもあります。