モーターショーですね
私の会社でも休んででもこれに行きたいっていうひといるんですよ。
どっちかって? コンパニオンみたいです。
コンセプトカーもだけど、レクサスに目が集まっているようです。
主催、日経さんなんですね。
第39回東京モーターショー
好調日本勢と不振の米、目立つ格差 東京モーターショー 2005年10月20日08時47分
第39回東京モーターショーが19日、開幕を前に千葉市の幕張メッセで報道陣に公開された。トヨタ自動車を筆頭に好調さを維持する日本勢。一方、経営不振から脱するめどが立たない米ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーター。新型車や将来の環境技術を披露するショーの場でも、目立ったのは「日米格差」だった。
●不振の米2社、トップ来ず
この日、最も報道陣を集めたのはトヨタだ。来夏発売する高級ブランド、レクサス「LS」の原型を初公開し、渡辺捷昭社長が「高級ブランド進出は正解だった」と満足げに語った。
日産自動車は07年発売のスポーツ車「スカイラインGT―R」の後継車を初披露した。カルロス・ゴーン社長は「躍動する日産を象徴する車」と胸を張った。
これに対し、GM、フォード、ダイムラークライスラー(DC)のビッグスリーのトップはいずれも来日しなかった。そろって来ないのは珍しく、業績不振の折に華々しく登場しにくかったのではないか、と業界では見られている。
それでもGMは最新の燃料電池車を持ち込み、ラリー・バーンズ副社長が「2010年までに一般で実用化できる技術を確立する」と強調した。
とはいえ、こうした次世代技術が業績に反映されるのは、ずいぶん先のことだ。GMとフォードにとっては、まずは低迷する足元の販売を立て直すことが課題だ。
世界最大の北米市場での04年の販売台数は、00年比でGMが5%減の546万台、フォードは26%減の362万台に落ち込んだ。対照的にトヨタは3割増の227万台に伸ばし、日米メーカーの業績格差は歴然としている。
フォード勤務が長かった米国ホンダのジョン・メンデル上級副社長は「米大手2社の不振の根は深い」と指摘する。重い医療費や年金負担、魅力的な車の少なさ……。「新たに開発して売れ筋の車をつくるには2~3年はかかる。それまで低迷が続く可能性もある」という。
●環境戦略、転換急ぐ
「30年前、米国で売られていたのは30車種。今は600車種あり、競争が激しい」。GMで上級副社長まで務めたカナダの部品メーカー、マグナ・インターナショナルのマーク・ホーガン社長は「だからGMのシェア下落は避けられなかっただろうが、それでも利益を出せる体質に変えるべきだった」と語る。
米メーカー不振に追い打ちをかけるのが原油高騰だ。北米では燃費がいいハイブリッド車の売れ行きが勢いを増している。トヨタとホンダがリードする分野だ。逆に90年代半ば以降、GM、フォードの好業績を支えてきた大型ピックアップトラックの不振が目立つ。
日米大手の研究開発費は、いずれも連結売上高の3~4%台で同水準だった。にもかかわらず、どうして差がついたのか。
GMのバーンズ副社長は「過ちを犯した」と言う。90年代半ばに電気自動車を発売したが、充電時間の長さなどから失敗。「その時、ハイブリッドの開発へと切り替えるべきだった」と振り返る。しかも、米国勢が開発に力を入れてきた燃料電池車を普及車として売り出せるのはまだ先だ。
GMは、DCとのハイブリッド車開発に今秋、独BMWを加え、商品化を急ぐ。DCのジョー・エバーハート執行副社長(クライスラー担当)は「ハイブリッドが環境面で最高の技術ではないと思ってきたが、米国民のイメージが非常に良くなり、参入しなければならなくなった。07年には新車を投入する」と話す。
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