日本ビクター、欧州でのビデオ機器生産から撤退
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そういえば、「プロジェクトX」の2回目は、この会社でした。
窓際に追いやられた開発部員が、営業しながら、ビデオを開発、世界のデファクトをとるんだったかな?っていうストーリーだったと思います。
ビデオのおかげで、裏番組録画、タイムシフトとか映像アーカイブなんて概念も生まれました。
画質や音質だけでなく、機能もCMカットやテープの残量で録画モードを変えたり、長時間録画できたり。
私の家でも二十数年前にビデオが来てから、生活は変わり、一時期は、画面とにらめっこという時期もあったように思います。
このビデオテープというメディア、現在も放送局では主流でして、ベータカムというソニーの方式がデジタル化はしたにしろ、使われています。
おそらく、デジタルシネマなんて構想もありますが、そのときも、”使い捨てできるメディア”として、残りそうな予感です。
しかしながら、家庭では状況が変わってますよね。
ヨ○バ○カメラとかでは、ビデオテープよりもDVDのコーナーのほうが大きくなってますし、テープもマッチ箱くらいの mini DV という規格がでたり、この会社も取り組んでますが、ハードディスクやコンパクトフラッシュで撮影できるビデオカメラがだんだんと売れています。
まだまだ、ビデオテープのところもあるでしょうが、このメディアもそろそろ収束の時を迎えたということなのかもしれません。
そういえば、電機メーカーさんも本業で黒字なのは、松下電器産業とシャープくらい。
あとは、とっかえひっかえ、お金をあっちこっちとやりくりしている状況。
ソニーですら、年金の積立金をくずして黒字と情けない状況です。
オーディオもかつては、20くらいのブランドありましたが、DIATONEなんてみませんし、コンポなんてすっ飛んでますよね。
時代は変わるんですが、その変遷を掴めないところは、残念ながら消えるのか。。。
なんか寂しいですね。
この工場が、ドイツにあって、そのドイツで行われるワールドカップのスポンサーは20年間この会社が出していたんですよね。。。
なんかのつながりも感じます。
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日本ビクター、欧州でのビデオ機器生産から撤退
日本ビクターは27日、欧州でのビデオ機器生産から撤退すると発表した。2006年1月末をめどに、ドイツの製造拠点の操業を停止する。ビデオデッキ市場の縮小や価格競争の激化によって数年前から赤字が続いており、主にマレーシアや日本からの供給に切り替える。
操業を停止するのは100%子会社のJVCビデオ・マニュファクチュアリング・ヨーロッパ(ベルリン市)。かつてはビデオデッキが主力で、現在はビデオカメラやDVDレコーダーを生産している。235人いる従業員は、10人程度を残して解雇する。
日本ビクターが05年度下期に計上する見込みの特別損失20億円の大半を、この関連費用が占める見通し。 (21:27)
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