昨日の会見を見た
ある意味、弱点も強みもこのJリーグ発足から13年、言われ続けたこと。
オシムも今朝見たフジテレビのインタビューでも、
日本らしい独自のサッカーをつくる
海外組の活用
なんて言うところは言っているから同じなんですね。
でも、言うだけでなく、選手をそこまで仕向けることができるか。
ジーコはできなかった。
彼は、言葉では言っているが、選んだ選手に、そこまでし向けることは出来なかった。
選手を尊重すると言ってたのだが、自信がなかったのか。
いや、彼は、本当に待っていたのかも知れない。
選手から求めてくるのを。
でも、日本人にとって、彼は近寄れる存在だったのだろうか。
カズが中田に話したのと同様、ジーコも、降りていく必要はあったかもしれない。
ただ、彼は今日だけは他責にしなかったのが、救いかな。
あと20年後なら、名監督になったかも知れないが、性急な結果を求める日本の体質、意見を出し合うことをよしとせず、奥ゆかしさを求める日本人、真剣に語り合うことを恥ずかしがり、茶化すことしかできない現代の若者にとって、彼の言葉はどれだけ理解されたか。
真摯に勝利に向かう姿勢ができるのはいつなんだろう。
元々、アドバイザリースタッフやエグゼクティブプロデューサーとしての協会入りを考えていた彼にとって、この経験は役に立ったのか。
まずは、お疲れ様でした。
良い意味で、彼に、おかげさまでと言える、悪い意味で、彼にざまあみろといえるチームになる。
それが、彼への一番の贈り物かも知れない。