<王監督>胃の腫瘍治療で休養 森脇チーフが指揮代行 [ 07月05日 23時02分 ]
今週は、大きなニュースが続きますね。
ふと思ったのですが、王監督、奥様を亡くされているからかもしれませんが身体のケアを慎重にされているんですね。
今回も会見内容から考えると、すぐの行動。
確かにチームの状態からは、ちょっとここで休むのは心配でもあるでしょうが、彼の考えは、チームに浸透していると言うこともあるのかなって思います。
これを機にチームがまとまり、それこそ、日本シリーズくらいには再び王監督の姿をグラウンドで見られるといいな、なんて思います。
まだ、検査結果もはっきりしてませんので、良好であればと願うばかりです。
でも、監督も激務なんですね。顔つきが変わっていたようにテレビだけですが、思いました。
<王監督>胃の腫瘍治療で休養 森脇チーフが指揮代行 [ 07月05日 23時02分 ]
プロ野球、福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督(66)は5日、福岡市のヤフードームであった西武ライオンズ戦後に会見し、胃の腫瘍(しゅよう)の手術・治療のため、6日から休養することを明らかにした。1カ月の入院が必要で、復帰時期は未定。休養中は森脇浩司・チーフ兼内野守備走塁コーチが指揮を代行する。
王監督や球団によると、6月中旬から胃にもたれるような感じがあったため、同26日に福岡市内の病院で検査を受けたところ、腫瘍が発見され、早期の手術が必要と診断された。6日に東京都内の病院に入院し、来週に手術を受けるという。
会見で王監督は「シーズン途中でチームを離れることは大変残念。一番好きな野球から離れることになり、悔しい思いでいっぱいだ。私はいつ帰ってこれるか分からないが、選手とコーチが頑張って、3年ぶりの日本一奪回をしてくれると思う」と話した。
王監督は94年10月に、当時の福岡ダイエーホークスオーナーだった中内功氏(故人)からの要請を受けて監督に就任。4年目でダイエーを初の3位に押し上げ、99年にはリーグ初優勝、日本一に輝いた。翌年にもリーグ連覇するなど、ホークス11年間でリーグ優勝3回、2度の日本一に導いた。
05年1月に球団がソフトバンクに売却された時も、孫正義オーナーから「体が続く限り監督をしてほしい」と要望され、監督、球団副社長、ゼネラルマネジャーの3役を担った。今年3月の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」では日本代表監督を務め、初代の世界一になった。【百留康隆】
◇復帰時期は不明…ファンや各界から「頑張れ」コール
「いつ帰ってこれるかわからない」――胃の腫瘍(しゅよう)を手術するため、福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督が5日夜、試合後の会見で「長期休暇」を取ることを明らかにした。復帰時期は不明。「球界の至宝」に再び球場でさい配を執ってほしい。ファンや各界から「王さん頑張れ」のコールが沸き起こった。
グラウンドで頻繁に王監督と会っている野球解説者の稲尾和久さん(69)は「最近ちょっとやせたかな、と気にしていたところだった。シーズン半ばの大事な時期に監督が離れざるを得ないのは残念。とにかく体調を万全にして、出来ればシーズン後半には復帰してほしい。選手にはそれまでしっかりと頑張ってもらわないと」と語った。
この日、ホークスは本拠地ヤフードーム(福岡市中央区)で西武と引き分けた。試合終了後にドームから出てきたファンは休養の知らせを聞くと、一様に「王さんあってのホークス」と心配そうな表情を浮かべ、報道陣から会見内容を聞いて涙を流す人もいた。
福岡市南区若久のパート、佐伯良輔さん(21)は「びっくりした。体調を早く戻してオールスター明けには戻ってきてほしい。王監督がいない間は、選手一丸となって頑張ってほしい」。福岡市西区の病院職員、橋本美知子さん(48)も「いつもハードなスケジュールで体は大丈夫かと心配していた。王さんは九州の選手を育ててくれる。これからの試合がどうなるか心配だけど、まずは体を大切にしてほしい。どれだけ時間がかかっても戻ってきてほしい」と気遣った。【井上俊樹、河津啓介】
5日に会見した王監督の説明と質疑応答の要旨は次の通り。
◆月曜日(3日)、手術をしなければならない腫瘍(しゅよう)があるという診断を受けた。その1週間前(6月26日)にちょっと胃の具合が悪かったんで、組織を取って病理検査をしてもらっていた。手術は早い方がいいということで、6日に東京へ行ってそのまま入院し、再度検査をしたうえで多分来週には手術をすることになる。
シーズン途中にこういう形でチームを離れるのは大変残念に思いますし、また自分が一番好きな野球から離れるということも大変残念というか、悔しい思いでいっぱい。ファンの人にも申し訳ないが、その分はコーチと選手が頑張ってくれると思う。必ずや、秋にはプレーオフを制して、日本シリーズに出て、3年ぶりに日本一を奪還してくれると思う。
私はいつ帰ってこれるか分からないので、今はそういうコメントしかできないのがちょっと不本意だが、そういうコメントにさせていただく。
――選手への報告は。
◆せっかくいい状態になってきてるんだから、監督がいるとかいないとかじゃなくて、自分のやるべきことをきちっとやってくれ、テレビで見てるから、と伝えた。
――病状は今までになかったことか。
◆先月10日ぐらいからか、ちょっともたれるというか、胸焼けするという感じがあった。交流戦が終わった後も同じ状態だったので、一度検査してみようかな、と。そんな大事になるとは思わないで検査したが、今となってみれば早く検査してよかったなと思う。【錦織祐一】
(Excite エキサイト : スポーツニュース|毎日新聞)