患者144人の遺伝子情報、ウイニーで流出
<理化学研究所>144人分のDNA情報が流出
この手の話も消えませんね。
遺伝子情報(DNA)らしいですが、そんなデータを私有PCを使って解析するのかが、ちょっと問題ありになるかと思います。
共同研究や研究の一部を委託する場合に、社員が常駐、半常駐するケースもあるとは思いますが、結構、その場合の契約は、曖昧だったりします。
PCは持ち込むケース、支給されるケース、あるでしょうね。
この記事からは、USBメモリスティックを使って、データを運んでいた。
結構危ない話ではあります。
一応、セキュリティポリシー上、外部メモリの使用は禁止なのですが、現実、設定情報など最低限のものは、バックアップを取っているケースが多く、私の場合、顧客先の設定情報(ネットワークとかIPアドレスポリシーの設計表とかね)を持っていたりするケースはあります。
私の勤務先でもカットオーバーの際に、取扱説明をしてますが、完全に移行できるわけもなく、ちょっと見たくないメールを見ることもあります。
そんな仕事をしている以上、何でもないと思っている情報でもよそ様のものですから、その意識をなくさないようにしなければ、この仕事をやる資格はないのかもしれません。
そんな意味でも私自身も、襟を正す内容だったと思ってます。
小霞 さんところで見かけたので、trackback させていただきます。
患者144人の遺伝子情報、ウイニーで流出
2006年09月13日14時29分
独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)とNTTデータは13日、両者による共同研究データがインターネット上に流出したと発表した。研究で扱っている患者144人分の遺伝子情報が含まれている。同研究所によると、個人が特定できないような仕組みになっているという。
NTTデータ社員の私有パソコンにファイル交換ソフト「ウィニー」が入っており、ウイルスに感染したために流出した。NTTデータ社員はデータ内容を持ち運べるUSBメモリースティックなどで私有パソコンにデータを移していた。
研究は同研究所の遺伝子多型研究センターが進めているもので、人の遺伝子と病気との関連を調べる内容。流出した情報は、研究データのほか、共同研究に加わっている14人の自宅住所や自宅電話番号など。
<理化学研究所>144人分のDNA情報が流出 [ 09月13日 13時40分 ]
理化学研究所は13日、NTTデータ社員の個人所有パソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を経由してネットワーク上に流出した情報の中に、同社との共同研究によって収集した患者144人分の遺伝子情報などが含まれていたと発表した。研究目的で集めた個人の遺伝情報が外部へ漏れるのは初めてとみられる。ただ、情報は匿名化されており、個人の特定はできないという。
理研によると、漏れたのは一塩基多型(SNP)と呼ばれる患者の遺伝子情報や病気との関連を解析したデータ。遺伝情報は「究極の個人情報」とされ、理研などは政府の「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」に基づいて、情報管理の規則を定めていた。その中には許可なく業務にかかわる情報を持ち出してはいけないと定められているが、この社員は自宅で仕事をするために許可を得ずに持ち帰っていた。
文部科学省ライフサイエンス課は「遺伝情報は暗号化しているので、個人は特定できないが、流出自体が大きな問題だ。理研などから事情を聴き、対応を検討したい」と話している。【下桐実雅子】
(Excite エキサイト : 社会ニュース|毎日新聞)