世界遺産に「平泉」推薦を決定
「平泉」を世界遺産に推薦へ 藤原氏の史跡群
平泉町が作成している「
平泉文化遺産」のWebサイトでも紹介されていましたが、「世界遺産暫定リスト」に掲載されたのが平成13年5月ですから、5年の歳月を経て今回、登録推薦の運びと成りました。
中尊寺がキーになりますが、この佇まいは一度行って見たいと思っていたところなんです。
これ以降、観光客が増えそうですが、東京からは、日帰りの観光客もいるみたいです。
ぜひ、一度ってところでしょうか。
世界遺産に「平泉」推薦を決定 2006年09月14日23時17分
政府は14日、岩手県の中尊寺など9つの寺院や遺跡から成る「平泉-浄土思想を基調とする文化的景観」(平泉町、奥州市、一関市)を世界遺産(文化遺産)に推薦することを決定した。
政府は来年2月1日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産センターに推薦書を提出する。2008年7月ごろに開催される第32回世界遺産委員会で、登録の可否が決定される。(時事)
「平泉」を世界遺産に推薦へ 藤原氏の史跡群
2006年07月21日20時59分
文化庁は21日、奥州藤原氏が拠点として築いた平泉(岩手県平泉町、奥州市、一関市)を「平泉―浄土思想に関連する文化的景観」として、世界遺産条約の「文化遺産」に推薦することを決めた。同日開かれた文化審議会文化財分科会で了承された。
9月に政府としての推薦を決定し、来年2月1日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出。評価機関の国際記念物遺跡会議による審査の後、08年のユネスコ世界遺産委員会で登録されるかどうかが決まる。日本政府が過去に推薦した遺産は、すべて登録されているという。
登録されれば、国内の「文化遺産」は、「姫路城」「日光の社寺」などに続き、11件目。
平泉は11世紀末~12世紀にかけ、金資源や交易などを背景に、奥州藤原氏が造営した政治・行政の拠点。同氏滅亡後、開発による大きな影響を受けておらず、多くの遺跡が地下に良好な状態で保存されている。
対象地域は、藤原氏三代の遺体などを納めた中尊寺、浄土庭園で知られる無量光院跡、同氏の政庁跡と考えられる柳之御所(やなぎのごしょ)遺跡、金鶏山など9資産、約8800ヘクタール。国宝1件、重要文化財5件、特別史跡3件、史跡4件、特別名勝1件、名勝1件、重要文化的景観1件が含まれる。