甲子園、全面改修 ツタ再生に全国の高校から「里帰り」
甲子園改修後も緑のツタで 阪神電鉄が再生方法発表
<甲子園球場>名物のツタ いったん伐採し10年かけ再生
来年からシーズンオフ3年かけて改修する、甲子園球場。
いまだに、大阪市にあると思ってる人もいるんでしょうね。
その外壁には、ツタがうっそうと生い茂っていたりします。
それがまた、伝統を感じさせたりするという人もいます。
私自身は、子供の頃は、「ぼろっちぃとこやなぁ」っと思ってましたが、やっぱりあのスタンド、特にアルプススタンドや外野席からの光景には郷愁すら感じるようになりました。
ツタを生やすのはいいのですが、それよりもその間にツタの絵でというのは、どうなんだろう。
せっかくだから、かつての名選手の肖像とか名シーンの絵とかっていうのもいいような気もします。
ドームや人工芝にはしないそうなので、我らが虎軍団さんは、天候に左右されることになりますが、でも、また50年くらいは持つものができるといいですね。
甲子園、全面改修 ツタ再生に全国の高校から「里帰り」
2006年09月27日
阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の全面改修工事に伴い、伐採される外壁のツタの再生に、朝日新聞社、日本高校野球連盟、同球場が00年の第82回全国高校野球選手権前に全国の高野連加盟4170校に配った苗木が活用されることになった。阪神電気鉄道(本社・大阪市)が27日、発表した。
ツタの伐採は07年秋に始まる改修工事に先立ち、今年のプロ野球シーズン終了後に内野と一塁側アルプス席、来秋に外野と三塁側アルプス席部分で行われる。09年3月の工事終了後、約600株を植えて再生を目指す。既存のツタの種から奈良、和歌山で育てている苗のほか、各高校で成長した苗を「ツタの里帰り」として移植することにした。
日本高野連の田名部和裕参事は「ツタ再生に貢献できるなら光栄」という。記念大会となる第90回全国選手権がある08年の6月中旬には、同球場で記念植樹も予定。
改修工事中、甲子園からツタは消えるが、景観に配慮し外壁はツタ模様のシートで覆われる。移植後、ツタが完全に外壁を覆うまでには約10年かかるという。
写真:阪神甲子園球場の外壁を覆うツタ
甲子園改修後も緑のツタで 阪神電鉄が再生方法発表 [ 09月27日 17時33分 ]
阪神電鉄は27日、プロ野球阪神タイガースの本拠地で高校野球の聖地、甲子園球場(兵庫県西宮市)の大規模改修工事を来年に控え、ことしのプロ野球シーズン終了後から伐採が始まる名物の外壁のツタを改修後に再生させる方法を発表した。
昨年12月に既存のツタから種子を採取、現在、奈良、和歌山県の農地で数千本の苗木を育成しており、工事終了後の2009年春に植樹を開始する。既存の約600株のツタの大半は焼却処分されるが、6株は農地に移して保存し、再び外壁に植え替えられる予定。
また2000年に日本高野連などから全国の加盟4170校に贈られた甲子園のツタの苗木を「里帰り」として移植することになった。各校の育成状況を調査した上で、寄贈の希望を募り、担当者は「1割ぐらいをこの方法で賄えれば」としている。
甲子園球場のシンボルでもあるツタは1924年に球場ができた直後、壁の見栄えを良くしようと植えられた。現状のように鮮やかな緑が外壁全面を彩るようになるには、約10年はかかる見込みだという。
(Excite エキサイト : 社会ニュース|共同通信)
<甲子園球場>名物のツタ いったん伐採し10年かけ再生 [ 09月27日 19時52分 ]
阪神電鉄は27日、07年からの阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)の改修工事に伴うツタの再生策を発表した。80年以上の歴史を持つツタは、今秋から07年秋までにすべて伐採。現在のツタの種子から育てた苗や、日本高校野球連盟の加盟校で育てている苗などを改修工事終了後、10年春までに植える。ツタが成長するまで約10年かかるといい、緑覆う風景はしばしお預けとなる。
同球場によると、ツタは球場がオープンした1924年に植樹された。戦時中に一部焼けるなどしたが現在も約600本が葉を茂らせている。改修では壁も補強するためツタの除去が必要で、まず今季のプロ野球終了後に内野と一塁側アルプス分、来季終了後に外野と三塁側アルプス分を伐採する。
再生用の苗木は昨年12月、同球場のツタから種を採取して数千本を奈良、和歌山両県の養生地などで育成中。現在のツタは古木で移植は難しいが、力のある数本は植え替えも試みる。一方、高野連などが00年夏の全国高校選手権の地方大会に先立ち、ツタの苗木を全国4170校に寄贈しており、各校で育てられている苗木を「里帰り」させて併せて植える。揚塩健治球場長は「ツタは甲子園の代名詞。しっかり残したい」と話した。
同球場の改修工事は07年から09年3月までオフシーズン中に工費約200億円をかけて行われ、耐震補強のほか銀傘が現在の約1・3倍に拡大され、スイート席などが新設される。【野上哲】
(Excite エキサイト : 社会ニュース|毎日新聞)