某蜘蛛男さんの拡大公開で今月末で公開館が激減するので、あわてて見てきました。
『ホリディ』
楽しい4人+αの組み合わせでした。
【ストーリー】
傷ついた心を癒すため、見知らぬ土地に旅立つ事を衝動的に決心したアマンダとアイリス。ネットを通じて知り合った二人は、ロスとロンドン近郊にあるお互いの家を2週間だけ交換する事に。こうしてロスからロンドンにやってきたアマンダは、同棲していた恋人と手ひどい別れをしたばかり。一方のアイリスは、片思いしていた同僚の婚約発表により失恋…。新しい土地で彼女たちを待っていたのは、美しい家と思い掛けない出会いだった。
。
「
goo映画」より引用
参考サイト
excite映画 (
該当ページ)
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「ホリデイ」日々の暮らしに疲れたら…。 by
シネマ親父の“日々是妄言”
ホリデイ by
nest nest
ほのぼのする映画 by
明日 晴れるといいな
相変わらず、ネタバレ気にせず記事をあげちゃいます。なので、下まで、ずーっと見ないでください。
時系列に関係なく、方々trackback することをご容赦ください。
【解説】
大人の恋を描くことに定評のあるナンシー・メイヤーズ監督が、“ホーム・エクスチェンジ”という題材を使って妙齢の女性の新しい恋を演出した。キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレットという最高のスターを得て、ロマンチックな物語に仕上がっている。もちろん、それぞれの恋の相手、ジュード・ロウとジャック・ブラックの男性陣も魅力たっぷり。2組の恋の行方を、アメリカとイギリスの時差を利用しながら同時進行していく語り口など、随所に古きよきハリウッド映画の精神が見え隠れしているのもいい。
「
goo映画(
タイトルトップ)」より引用。
【感想】
失敗を恐れない勇気。素直に感情に任せるときもいい。
これが、ロマンスをとおして、アマンダがつかんだことだったんでしょうかね。
映画は、ケイト・ウィンスレッド扮するアイリスの話から始まります。
え、キャメロンちゃんは? という中、15分後に彼女は登場。
この展開もいいですね。
まあ、物語としては、ありえなーい って感じなんですが、昔の月9、木10などトレンディドラマのような雰囲気の中で、かっこよく、でも、映画なりの泥臭さで物語は進みます。
ホームエクスチェンジもはやってるんですかね。
ナンシー・マイヤーズ監督もそのサイトを見て、今回のモチーフを作ったといってましたから、その辺は、日本だと、なんだろう。。。
ロケ地の対比もいいですね。明るいロス、重厚なロンドン郊外、映像・広告といったところと新聞、出版という文字の世界。
古いコテージに住むのもいいけど、たまには、スカーっとしたところに住みたいという感情もそそられます。
ストーリ展開のテンポもよく、アマンダ、アイリスの切り替えもまあCM明けのようなスムースさだったと思います。
最初と最後で、二人の感情、行動にはいくつもの変化があるのですが、それもありえる?わかりやすさだったかな。
出演者では、ナンシー・マイヤーズがキャスティングから決めたというジャック・ブラック、そして、アーサー役のナンシー・マイヤーズがいい味出してます。
最後まで、ちょっとありえなーい の中にほんわかしたムードをだしつつ、エンディングは、お決まりのパターンですが、でもロマンスものの王道を決めてくれます。
意外に2時間15分は、長く感じませんでした。
【私の採点】
★★★★
(満点10点 ★:2点。☆:1点)
キャメロンちゃんの老いは、もう画面ではきついかな。
そろそろ、ママになってもって思ったら、この脚本かも。
反対にケイト・ウィンスレッドは、こんな役もできるんだというところをさらに見せてくれます。結構ダイエットもしたんだろう、水着姿もありましたっけね。
ジュード・ロウは、ここでは、割合軽めに演じてくれています。
その軽さは、計算されているようですね。監督の要請かもしれませんが、その軽さが、この映画をしんみりもさせず、また、軽薄さを逆に打ち消すところをかもし出してくれます。
そして、ジャック・ブラックは、おいしい役どころを、きっちりやってくれました。
彼にしては物足りないかもしれませんが、まあ、コミカルで、でもシャイなところなんかも上手に見せてました。
脇役では、そう、ソフィ、オリヴィアという謎の女性のでてくるところもいいですね。
あそこが一番、ほっこりするシーンかな。
三銃士、これもちゃんと意味を持ってたりします。
そう、この映画では、「映画」がとても効果的に使われています。
「映画」での名文句が使われたり、映画のシーン、「映画音楽」というモチーフ。
レンタルショップで映画音楽の解説をしつつおどけるマイルズのシーンは、最高ですね。
かなり、著作権料を払っただろう、この映画の音楽もなかなか素敵です。
それから、ロンドンでグラハムがアマンダを誘う、パブ。
イギリスではパブがある種フランクな社交場なんですね。
そこで友人に彼女、彼を紹介する。
アメリカだとどこだろう。。
日本だと立ち飲み屋?
そして、ある名優さんがこっそり、あるシーンにでてますね。
たぶん、ナンシー・マイヤーズにとって、彼は、彼の出演した映画は、青春の思い出だったのかなって、見た後で思ったりしました。
【製作メモ】 from
All Cinema ONLINE
原 題 THE HOLIDAY
上映時間 135分
製 作 国 2006年 147分(UNIVERSAL/COLUMBIA)
公開情報 UIP
初公開年月 2007/03/24
ジャンル ロマンス/コメディ
《公開時コピー》
人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある
監 督: ナンシー・マイヤーズ
製 作: ナンシー・マイヤーズ
ブルース・A・ブロック
製作総指揮:スザンヌ・ファーウェル
脚 本: ナンシー・マイヤーズ
撮 影: ディーン・カンディ
美 術: ジョン・ハットマン
衣装デザイン:マーリーン・スチュワート
編 集: ジョー・ハッシング
音 楽: ハンス・ジマー
出 演: キャメロン・ディアス アマンダ
ケイト・ウィンスレット アイリス
ジュード・ロウ グラハム
ジャック・ブラック マイルズ
イーライ・ウォラック アーサー
エドワード・バーンズ イーサン
ルーファス・シーウェル ジャスパー
ミフィ・イングルフィールド ソフィ
エマ・プリチャード オリビア
シャニン・ソサモン マギー
サラ・パリッシュ ハンナ
ビル・メイシー アーニー
シェリー・バーマン ノーマン
キャスリン・ハーン ブリストル
ナンシー・マイヤーズさんて、ん歳なんですね。
いやぁ、あとで写真とインタビューを見ましたが、驚き!